チヌ(黒鯛)の生態と習性


チヌ・黒鯛の習性

チヌの基礎知識

チヌの正式名は黒鯛クロダイで、関西ではチヌと呼ばれています。

チヌ・黒鯛の習性

チヌは非常に警戒心が強く、音や光に敏感で、人間の足音や姿が見えただけで

逃げ出してしまいます。

そのため、チヌ釣りでは魚に気づかれないようにそっと行動することがポイント

になります。

家族連れで釣りをしている人とかち合うと、子供さんはどうしても大きな声で

騒ぎますので、その周辺では釣れなくなる確率が高いです。

夜行性で食い意地が張っている
チヌは夜行性で夜釣りではよく釣れます。

ですが、明け方や夕暮れの数時間も狙い目の時間帯です。

警戒心の強い魚ですが、食い意地が張っているため、どんなエサでも食べてしまいます。

また、水が濁って視界が悪くなると昼間でもアタリが多くなります。

産卵は春

チヌは高い水温を好み、春3月頃に水温が上がると浅場にやってきて産卵を行います。

この現象は乗っ込みと呼ばれ活性も高いです。

磯や堤防では1年を通して釣れますが、水温の低い時期は活性が悪くなります。



チヌ・黒鯛の食性

雑食性の魚

チヌは雑食性で、貝、エビ、カニ、小魚、海藻はもとより、

ミカンやスイカなどの甘いものやコーンにまで食いつきます。

地域により、好むエサが違うようです。

中にはビールのつまみに持っていった枝豆でアタリが止まらなくなった

という話もあります。

アタリのエサを見つけ出すと爆釣するため、アタリのエサを極めることは

チヌ釣りを極めることに繋がります。

色々試してみるといいでしょう。

嗅覚が鋭い
チヌは聴覚、視覚、嗅覚、すべての感覚器官が非常に敏感な魚です。

特に嗅覚については遠くからでもエサの匂いを嗅ぎ付けて集まってきます。

そのため、エビ撒き釣りやダンゴエサのように水に少しずつ溶けながら

寄せる釣りがチヌに対してとても有効です。

チヌ・黒鯛のおいしい調理法

必ず血抜きをしよう

チヌをおいしく食べるためには、まず釣れたらすぐに締めて血抜きをしましょう

そして自宅に戻ったら、ウロコとはらわたを取って下さい。

そのままにしておくと、腹の中に溜まっているエサの匂いがついて生臭くなります。

料理法

塩焼き

塩焼きが最もシンプルでおいしい食べ方です。

すだちを絞ってかけると一段とおいしさが際立ちます。

バター焼き

塩と胡椒を振って小麦粉をまぶして、フライパンでバターを落として焼き上げます。

臭みを消すためにローズマリーなどのハーブと一緒に炒めるとおしゃれです。

フライ

大抵の魚はフライにすると臭みもなく、おいしくいただけます。

皮が生臭いので剥いでからパン粉をつけてあげるといいでしょう。

ウスターソースやタルタルソースをつけて召し上がれ。

カルパッチョ

刺身もおいしいですが、洋風にカルパッチョも捨てがたいです。

三枚におろし、塩を振って、オリーブオイルをメインにしたドレッシングを作ります。

スライスしたタマネギとスプラウトなどを散らし、ドレッシングをかけます。

チヌ・黒鯛の豆知識

生まれた時はオス。成長するとメスに変身!?

チヌは驚くべきことに、幼魚のときはオスで、成長すると卵巣が発達して

メスに性転換をします。

すべての個体がメスになるわけではありません。

概ね3才~4才の頃にオスからメスに分化する個体が決まるようです。

産卵期にはメスになったチヌの周りにオスのチヌが群がって泳ぎます。

個体が保有しているホルモンの量によって、性転換するかどうかが決まる

と言われていますが、はっきりとした理由は不明のようです。

チヌの名前の由来

チヌはもともと関西での呼び名ですが、

関西地方には大阪湾のことを「茅渟の海」と呼んでいました。

また、出世魚でもあり、関西では「ババタレ」→「チヌ」→「オオスケ」となり、

関東では「チンチン」→「カイズ」→「クロダイ」と呼び名が変わります。

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